未来に繋ぎたいアラブ血統を持つ牝馬グッドウイン

未来に繋ぎたいアラブ血統を持つ牝馬グッドウイン

昔から競馬が好きな方は「アラ系」という表記を見たことがあるかと思います。現代の競馬はサラブレッド(サラ)が中心ですが、少し前まではアラブ(アングロアラブ・アラ系)と呼ばれる馬がたくさん走っていました。

今回ご紹介する高知競馬の6歳牝馬(2020年10月時点)グッドウイン号はそんなアラブの血が14%含まれた「サラ系(アラブの血25%未満)」と呼ばれる競走馬になります。

グッドウイン

5代血統に漢字がでてくる競走馬

グッドウインは、お母さんのラピッドリーランがアングロアラブ種で、その血統表には多くの人が見たことも聞いたこともない名前がズラリと並んでいます。

グッドウイン血統
(画像)JBISサーチより

注目は5代前の血統。そこにはまさかの「金友」という漢字表記の競走馬名が記載されています。また、同じ5代血統にある「セイユウ」はアラブの怪物と呼ばれた馬で、サラブレッドよりもスピードの劣るアングロアラブ種でありながら、菊花賞トライアル「セントライト記念」を勝っています。

このセントライト記念、出走馬のラプソデーが後に菊花賞を制したこともあり、セイユウが出走できれば勝っていたのではないか!?ともいわれています(ルール上、アングロアラブは菊花賞に出走できなかった)

サラブレッドも元はアラブ種

競馬はブラッドスポーツと言われる通り、血統を見るのも1つの楽しみと言えます。今回はアラブ種に触れましたが、サラブレッドも元をたどればアラブ種(アラビア半島に生息していた馬)から始まっており、より早い競走馬をつくるために交配を繰り返して生まれた品種です。

そんなサラブレッドは、血統をたどれば「三大始祖」と呼ばれる馬「ダーレー・アラビアン」「ゴドルフィン・アラビアン」「バイアリー・ターク」にたどり着き、現在ではダーレー・アラビアンが世界シェア98%になっている、といった話もありますがもうやめておきます(笑)

血統表はそんな競馬の歴史、人の歴史を知ることができるツールです。しかし、早さを求めた結果、消滅していく血統もたくさんあります。今高知競馬で走っているグッドウイン号は、そんな日本競馬の歴史をたどることができる貴重な1頭です。

アラブ血統はスピードは劣るものの、パワーと丈夫さがウリです。ぜひ高知競馬で、アラブの血が走る姿を、グッドウイン号が走る姿を応援しましょう!

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